母の願い・私の願い

祖母のお通夜が始まる前に、母が言い出したこと。
「ほんとはあっちゃんにフルート吹いて欲しかったのよ・・・」

ええええええええええええええええええええええ!!!!!!

なんで今頃言うのよ・・・お母さん。。。
遅いよ~~~~~~~~~~。
楽器もってきてないし・・・・・

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とりあえず、、、音の出る楽器さえ手に入れば・・・


母の望みです。
なんとかできるものなら、なんとかいたしたく
思い当たる方へ電話を入れてみたら
楽器をお借りすることができました。

翌日の告別式にて、吹かせて頂きました。

生前から祖母の周りで色々な感情が渦巻いていたのは
遠く離れていた孫の私でも感じられる程。
亡くなった後は、多くの人の錯綜した想いが表面的にも浮上していました。

ここでフルートを吹く役割とは・・・?
ここでの願いは・・・?

悲しみ、欲、怒り、憤り、虚しさ、安堵、不安・・・・
溢れるほどの個々の想いを払拭し

祖母への感謝、そして冥福を祈る気持ち
ただそれだけを
たった数分でも全員が分かちあえるように・・・
そう願って楽器を手にしました。

多くの涙と、私に下さった皆さんの言葉で
少しは役に立てたのかなと思うと
ホッとしました。

ずっと祖母のお世話をしてきた母の
満足そうな顔をみられたことが一番嬉しかったです。

祖母からの最後の贈り物は、
しばらく帰っていなかった実家へ帰り、
兄達とも久しぶりにゆっくり話をする時間をもてたこと、
そして
いつなんどきでも、最善を尽くす気持ちを忘れずに
そしてどんな状況でも、より良い音を奏でられるように・・
多くのことを学ばせて頂いたひと時でした。

おばあちゃん、ありがとう!!!